理化学研究所が運用するスーパーコンピューター「富岳」を使った新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)の広がり方のシミュレーション成果が26日公表され、タクシーの車内や航空機の機内ではマスクの着用や換気が重要であることが改めて示された。 理化学研究所が運用するスーパーコンピューター「富岳」を使った新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)の広がり方のシミュレーション成果が26日公表され、タクシーの車内や航空機の機内ではマスクの着用や換気が重要であることが改めて示された。他人と密室で過ごすリスクをどうやって減らしていくかヒントとなりそうだ。 理研チームリーダーで神戸大教授の坪倉誠氏らの研究チームは日本航空などと共同で、航空機の客席でマスクをせずにせきをした場合の飛沫の飛び方を分析した。通常の姿勢でせきをした場合、前方の席にぶつかって多くの飛沫が広がらずに落ちるのに対し、席をリクライニングさせた状態でせきをす