JR西日本が、「新快速」に有料座席車の連結を検討しています。詳細は明らかではありませんが、2022年度までの実現を目指すとか。仮にグリーン車とすれば、1980年に東海道・山陽線快速で廃止されて以来、約40年ぶりの復活となりますが、課題も多そうです。 中期経営計画に記載 JR西日本が、在来線普通・快速列車での有料座席車の検討を示唆したのは、2018年4月に発表された中期経営計画でのこと。「設備投資計画」の項目で、「多様なニーズに応える駅・車両の展開」として、「気軽に鉄道の旅を楽しんでいただける新たな長距離列車や、着席ニーズにお応えする車両をさらに導入します」と記載しました。 中期経営計画に記載されるということは、JR西日本社内で導入計画の検討がある程度進んでいることを意味します。実際、併記された「新たな長距離列車」は、その概要がすでに明らかにされました。しかし、「着席ニーズにお応えする車両」