シャープは15日、独自OS(基本ソフト)の多機能端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」(10.8型、5.5型)の販売を9月末で終了すると発表した。米アップルのiPad(アイパッド)や米グーグルのOS・アンドロイドを搭載した多機能端末に対抗した日本独自OS端末は、発売から10カ月で市場から姿を消す。新聞などの定期配信サービス、携帯電話会社「イー・アクセス」向けのガラパゴス(7.0型、OSはアンドロイド)の供給は続ける。 ガラパゴスは汎用(はんよう)の無料OS・リナックスを基本とした独自OSを搭載し、昨年12月に発売。新聞・雑誌、書籍など約3万冊のコンテンツを用意し、日本ならではのきめ細かいノウハウで「国内シェアの3割を目指す」(片山幹雄社長)としていた。当初は早期の100万台の販売達成を目指していた。 ところが、電子書籍の利用に最適化しゲームなどのコンテンツが少なかったため、動画視聴など多