今夜、2010年5月18日(火)は11月の中間選挙へ向けての重要な「予備選(プライマリー)」が集中しています。今年の場合は、今夜のことを「スーパー・セネット(上院)・チューズデー」などと呼ぶメディアもあるぐらいで、大変に注目がされているのですが、それというのも、特に「現職もしくは現職指名の後継」が苦戦していることが、今秋の中間選挙を占う大事な意味があるからです。 本稿の時点では、まだ結果が出ていないのですが、今夜の注目は民主党の「中間派」である2人の議員、スペクター(ペンシルベニア州選出)とリンカン(アーカンソー州選出)の両名が新人に猛追されているケースです。いずれもオバマと近く、共和党の中間派との超党派合意を行う上でのキーパーソンだった議員で、スペクター議員の場合は医療保険改革に賛成するために、共和党から民主党に鞍替しているなど、とにかく中間的で穏健な実務派です。ですが、左のポピュリスト