京都大学は28日、宇宙空間に太陽光パネルを広げて地上にエネルギーを送る「宇宙太陽光発電」の実証実験施設が完成したと発表した。実現の大きなカギを握る、エネルギーを無線で遠隔地へ送る技術の実証施設としては世界最大規模という。今後普及が進むと期待される電気自動車を、コンセントを使うことなく充電する技術の開発にも利用できるとしている。宇宙太陽光発電はロケットで打ち上げた太陽光パネルを使う。発生した電気
住友化学は7日、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコとの合弁会社、ペトロ・ラービグの株式の一部を売却すると発表した。2026年3月期に持ち分の約22・5%をアラムコに売却し、住... マイクリップ登録する
人工衛星を使った太陽光発電の実用化に向け、三菱電機や京大、宇宙航空研究開発機構などが、電力をマイクロ波に変換する技術の実証実験をこの春にも始めることが22日、わかった。 宇宙を模した空間でマイクロ波を10メートル伝送するもので、成功すれば、2025年以降の宇宙太陽光発電の実用化に弾みがつきそうだ。 宇宙太陽光発電は、地上の太陽光発電よりも10倍も高効率とされ、夢の発電システムとして注目されている。宇宙での太陽光の強さは地上の2倍で、日照時間は、雲などで遮られることがある地上の4〜5倍になるためだ。 三菱電機は、長さ約200メートルの楕円(だえん)形の発電システムを備えた小型衛星を40基打ち上げ、原子力発電所1基分(約100万キロ・ワット)の電力をまかなう「ソーラーバード」構想を提唱している。 具体的には、赤道上空3万6000キロの静止軌道にある人工衛星で、光を鏡で集めて発電し、電力をマイク
Q. 宇宙太陽光利用システム(SSPS)とはどのようなシステムでしょうか? レーザー光タイプのSSPS 宇宙太陽光利用システム(SSPS)は、静止軌道上で太陽光を効率的に集めてエネルギーを生み出す「宇宙太陽光発電所」です。そのエネルギーを地上に送って、電力や水素の形で利用します。SSPSは、宇宙空間に設置する太陽光を集めてマイクロ波やレーザー光に変換して地上に送る発電・送電施設と、それを地上で受ける受電施設で構成されます。 電子レンジや携帯電話などに使われるマイクロ波と、パソコンのプリンターやプレゼンテーションに使うポインターなどに使われるレーザー光では、性質も機能も異なりますが、どちらの方法で伝送をするか、または両方の技術を組み合わせて伝送するかは、まだ決まっていません。 現在、地上での実験をかさね、より効率的な方法を研究しています。 いずれにしろ、静止軌道上であれば、天候や季節、昼夜に
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