不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日の「意味論的なデザインのアプローチへの転回」ではジェスパー・ホフマイヤーの『生命記号論―宇宙の意味と表象』という本を紹介しました。昨日も書いたとおり、ホフマイヤーの本はチャールズ・サンダース・パースの論理学・科学哲学をベースに生命を記号として捉えた非常にユニークな一冊です。 この機会にチャールズ・サンダース・パースについて、もうすこし紹介しておきたいなと思ったのですが、パースの著作は『パース著作集』や『連続性の哲学』などでいちおは読めるものの、元々が断片的であるために理解しづらいところがあるのは否めないのです。 「多読術/松岡正剛」でも書いたとおり、もちろん、そうした困難な壁にぶち当たっていくのも読書の醍醐味・楽しみ方のひとつだと思いますが、とっかかりとして紹介するには