今回の打ち上げ成功は日本企業の宇宙関連事業拡大に弾みとなりそうだ。22日の記者会見で宇宙航空研究開発機構(JAXA)の立川敬二理事長は「H2Bの打ち上げを早く三菱重工業に移管し、民間衛星に使ってもらいたい」と話した。日本のロケット打ち上げはH2A6号機で失敗したが、2005年のH2A7号機以降H2AとH2Bを合わせて14回連続で成功。成功率も95%まで高まった。三菱重工の二村幸基・宇宙機器技術
宇宙航空研究開発機構と三菱重工業が、次世代ロケット「H3」の技術的な検討を始めた。国産の主力ロケットH2A、H2Bは2段ロケットだが、H3はまったく新しい3段ロケットを想定。有人飛行に使うことができ、太陽系探査では「はやぶさ」などより大きな探査機も打ち上げられる。H2シリーズは基本設計から30年になるため、部分改良よりも新規開発する方が多目的化できるとみている。 試案によると、H3は1段目に、H2Aの2段目と同じ形式のエンジンを3基ほど並べる。1基ずつは高出力ではないが、噴射される燃料の温度が低く、安全性が高い。複数積むことで、国際宇宙ステーション(ISS)の高度に6トンの有人船を運べる能力を持たせる。1基故障しても推進力を確保でき、このエンジンを2段目にも使えば低コスト化を図れる。 20日には、H2Bで有人船にも発展可能な無人補給船「HTV」2号機が打ち上げられる予定だ。H2Bなどは
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