観測史上最強と見られる猛烈な台風30号(ハイエン)がフィリピン中部で猛威を振るってから1日が経過し、今後、深刻な被害状況が徐々に明らかになってきそうだ
【シンガポール=吉村英輝】猛烈な台風30号の直撃を受けたフィリピン中部レイテ島の中心都市タクロバンの警察と行政の幹部は、同島の死者が1万人を超える可能性があるとの見方を明らかにした。AP通信が10日、伝えた。多くが水死や、倒壊した建物の下敷きになって犠牲になったもようだ。 マニラの日本大使館によると、レイテ島には邦人約100人がいるが、10日朝も一部とまだ連絡が取れておらず、安否の確認を急いでいる。台風に関係した日本人の負傷者情報などは入っていないという。 国家災害対策本部が10日朝までに確認した死者は151人。だが、レイテ島の行政当局は300~400体の遺体を回収しており、幹部は「1万人を超えることもあり得る」との見方を示した。アキノ大統領は「(犠牲者数は)さらに増えるだろう」として、人数には言及していない。 今年発生した台風で最も強い勢力の台風30号は8日、タクロバンを通過。暴風雨と高
フィリピンに接近している猛烈な台風30号は、中心気圧が895ヘクトパスカルとことし発生した台風の中で最も勢力が強くなっています。 気象庁の観測によりますと、猛烈な台風30号は、8日午前0時にはフィリピンの東の海上を1時間に35キロの速さで西北西へ進んでいます。 中心気圧は895ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は65メートル、最大瞬間風速は90メートルで、中心から半径130キロ以内は風速25メートルの暴風が吹いています。 台風は今月4日、日本のはるか南のトラック諸島近海で発生したあと、急速に発達しながら西へ進みフィリピンに近づいていて、7日午後9時には中心気圧が895ヘクトパスカルとことし発生した台風で最も勢力が強くなっています。台風は8日の夜にかけて猛烈な勢力を維持したままフィリピンを横断する見込みで、気象庁は、フィリピンでは大きな被害が出るおそれがあるとしています。
1.地衡風 普通の温帯低気圧や温帯高気圧に伴って吹く風は、圧力傾度とコリオリ力がつり合った流れで“地衡風”と言います。コリオリ力については、別稿「コリオリ力」を復習して下さい。 そのとき低気圧や高気圧の半径は比較的大きいため気圧傾度も小さく、風速は比較的穏やかです。そのため向心力(あるいは遠心力)は小さくて普通無視できて、[圧力傾度力]と[コリオリ力]がつり合った流れになり、図5の様に等圧線に沿って平行に吹きます。 地衡風・地衡流についてのもう少し詳しい説明は別稿2.(1)をご覧下さい。 2.傾度風 台風(熱帯低気圧)は非常に強い風速を伴った非常に強い回転運動があるので、圧力傾度はコリオリ力と共に遠心力ともつり合った流れになる。そのような流れを“傾度風”と言います。 台風の様に風速、気圧傾度が大きく半径が小さくなると円運動のための向心力との釣り合いが重要になってくる。 (A)大地から見ると
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