絵柄とは裏腹にけっこうシビアな状況も描かれている速水螺旋人の変わった軍事漫画「大砲とスタンプ」で、それでもちょっとほっとする場面が、敵国・共和国軍の捕虜(かなりの重要人物の息子)と、主人公側である、大公国軍兵站軍の大尉(こちらも名門の家系)で、その一方でSF作家でもあるキリュシキンが、SFマニアとして心が通じ合う場面。 その後もとある交渉の場で対面するのですが、本題そっちのけで朝までSFを語り合ったり…。 大砲とスタンプ(5) (モーニング KC) 作者: 速水螺旋人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/12/22メディア: コミックこの商品を含むブログ (11件) を見るこれもまた一つの「大人のおとぎばなし」ではあるのでしょうが、実際に日本SFは、読み終えたペーパーバックを焚き火代わりに燃やそうとした米軍に少年矢野徹氏がダイブしてペーパーバックを譲り受け、その後まだ戦争から10年