自らを宣伝ツールと化し、ユーザーと接する異色の宣伝マン 引き続きアニメビジネスを追う。 今回は、アニメを中心とした映像作品の製作・販売大手であるアニプレックスで宣伝プロデューサーを務める高橋祐馬氏に話を聞く。ネット上では「ゆま」というニックネームで活動し、『劇場版 空の境界』『化物語』などヒット作の宣伝を手がけてきた。 氏の宣伝手法は従来のものとは異なっている。たとえば人気ライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(以下、『俺妹』)のアニメ化発表を、自社サイトやアニメ誌ではなく、作中にも登場する秋葉原系ニュースブログ「アキバBlog」で初公開するなど型破りだ。 また、ゆま氏は都条例問題に端を発して企画されたアニメコンテンツエキスポ(ACE)の総合プロデューサーに抜擢され、その準備や調整に奔走した人物でもある(その後ACEは東日本大震災の影響で中止)。 連載で繰り返し触れているように、
![「ゴミ屑みたいな社員」(本人談)から、宣伝プロデューサーに (1/6)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/60db1b6f6e12c2b5b6c95a62bd43438e912cadee/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2010%2F05%2F06%2F264381%2Fl%2F30ef7f20c94f521a.jpg%3F20200122)