二階経済産業相は25日、家庭の太陽光発電で余った電力を現在の2倍の価格で電力会社が買い取る新制度を11月1日から始めると発表した。買い取り価格は1キロワット時あたり48円。必要な費用は、来年4月からすべての電気利用者の料金に上乗せされる。 買い取り価格は一般住宅の場合が48円、自家発電設備を併設している住宅は39円。工場や事務所などは24円。電力会社と一度契約すれば、10年間、同じ価格で買い取ってもらえる。新たな契約の買い取り価格は、発電設備の価格が下がるため年々引き下げられる予定で、11年度に契約する場合は一般住宅で42円程度になる見込みだ。 一般家庭の電気料金への上乗せ額は、10年度は月平均で数円で済むが、買い取り量の増加に伴い11年度には30円程度、5〜10年後には最大100円程度になる見込みだ。