さまざまなウェアラブル・デバイスが登場する中で、東芝が開発中のメガネ型のデバイス「東芝グラス」に注目が集まっている。メガネとしての軽さと装着感を重視し、42グラムという軽さと広い視界を実現したのが特徴だ。また、バッテリを搭載しないシンプルな構造としたことで、業務用途で必須となる長時間動作にも対応。アプリケーションやシステムの開発を含めて、2015年度中の実用化を目指す。 ウェアラブル・デバイスの市場がいよいよ立ち上がってきた。日本国内の市場規模(販売台数)は2014年度の78万台に対して2015年度は2倍近い134万台に達し、2020年にかけて年率30%ないし40%の伸びが見込まれるとの見通しもあり[*]、そうした市場の拡大を見越してさまざまなデバイスが登場している。 数あるウェアラブル・デバイスの中で話題に上っているものの1つが、東芝が開発中のメガネ型のデバイス、「東芝グラス」である(図