JR西日本は24日、平成23年春ごろまでに北陸線で走行する特急「雷鳥」(大阪−金沢)に新型車両を導入すると発表した。これまで使っていた「485系」は廃車にする。 JR西は21年ごろから順次、新型に置き換える。全席禁煙で喫煙ルームを設置。「485系」の使用期間平均は32年で老朽化が進み、利用客からほかの特急車両と比べて設備が古く乗り心地が悪いとの苦情もあった。 また、保線員3人が死亡した伯備線事故を受け伯備線(新郷−伯耆大山)で安全対策のため試験運用を始めた衛星利用測位システム(GPS)式列車接近警報装置について、10億6000万円をかけ、ことし春以降、奈良線(木津−京都)や山陰線(福知山−東浜)、呉線(三原−海田市)など5路線7区間に導入することも明らかにした。