先月3日に東芝が、フルハイビジョンの4倍の画素数を持つ4Kテレビ“REGZA 55X3”を12月に発売すると発表した。同製品はCEATEC JAPANでお披露目をされ、その時の様子は、前回のコラムでも紹介した(「CEATEC JAPAN 2011を振り返る」)。 ところがこの4Kテレビ、ネット上での反応があまり良くない。 「解像度はハイビジョンで十分」、「さらなる高解像度などユーザは望んでいない」、「メーカーの独りよがり」、「そんなことをやっていては国際競争に勝てないのではないか」などなど。辛辣な意見が飛び交っていた。 確かに4Kの対応コンテンツがほぼ存在しない現状や、90万円程度といわれる販売価格を考慮すると、この製品がヒットする可能性は高くないように思える。 しかし批判を鵜呑みにする前に、知っておくべき事柄が3つほどある。 1.超高解像度映像は単なる「キレイな映像」ではない 業界関係者