どんなプロジェクトでも必ず必要な管理作業は「進捗管理」だ。やり方はいろいろあるが、「プロセス単位の進捗管理」をぜひ心がけてみてほしい。この方法なら、プロジェクトのボトルネックをひと目であぶりだせる。今回はプロセス単位で進捗管理する方法について、筆者が実際に現場で実施している考慮点と併せて解説したい。 後藤 年成 マネジメントソリューションズ 取締役 PMP 皆さんが進捗管理を実施する目的は何でしょうか。もちろん、「プロジェクトの各タスクの進み具合を管理して、遅延しているタスクを明らかにし、対策を打つため」だと思います。 しかし、進捗管理の仕方によっては、「どこに遅延の原因があるのか」「その遅延原因を本当に正しく把握しているのか」「原因に対して正しい対策を計画しているのか」が見えてこない場合があります。 言うまでもなく、進捗管理の目的はプロジェクトを計画したスケジュール通りに進めること。それ
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