【小学生 理科】台風と温帯低気圧 「台風」14号は九州から関東方面にかけて、日本列島を横断する形で通り過ぎて行き、静岡辺りから「温帯低気圧」になりました。 台風から温帯低気圧に変わると、勢力も弱まって、なんか、一安心って感じですね。 しかし、台風と温帯低気圧は別物だったりして 残念ながら「台風」の勢力が弱くなったものが「温帯低気圧」ではありません。 天気予報などで、「台風○号は、日本海海上に抜け、まもなく温帯低圧に変わりそうです」なんて聞くと、「勢力が弱まって来た」という印象を持ちがちなんですが、勢力が弱くなったから「温帯低気圧」になる訳ではありません。 そもそも「台風と温帯低気圧」では、その仕組みが違う 台風の仕組み ざっくりと言えば、熱帯地方(赤道直下では台風は起きない)の海水温の上昇で、広範囲の水蒸気が成層圏(高度一万メートル以上)にまで回転しながら上昇。水蒸気は高高度で凝結します。
