エスパニョルのキャプテンであるダニエル・ハルケが8月8日、26歳の若さで帰らぬ人となった。このスペイン人センターバックの突然の死によって、世界のサッカー界では再び、“奇妙な現象”について論争が巻き起こっている。 さかのぼれば、03年に当時カメルーン代表だったビビアン・フォエが、04年にはベンフィカ所属のハンガリー代表FWミクロス・フェヘールが試合中に心臓発作で倒れ、そのまま命を落とした。07年にセビージャのアントニオ・プエルタが急死したのは記憶に新しいだろう。彼は倒れた後に一度は自力でピッチの外に出たものの、その後再び意識を失い、その3日後に亡くなった。 近年はサッカー選手の急死が相次いでおり、その度に死因についてさまざまな議論がなされてきた。だが、ピッチ上で倒れた3人に対し、今回のハルケのケースはさらに特殊だった。 ハルケが亡くなった時、彼はサッカーをしていたわけではなかった。エス