グロービスの学長職の傍ら、経済同友会幹事、復興支援プロジェクトKIBOW代表理事等を務め、ダボス会議にも毎年参加と多忙を極める堀義人氏。そんな堀氏の経済情報の収集方法は、ソーシャルメディアの進歩に伴い大きく変わったようだ。読者とより直接につながることを通じて、今後はメディアの民主化が進むと予測する堀氏。梅田優祐氏との対談の中で、ソーシャル時代の経済メディアに求められるものが明らかになっていった。 紙メディアがニュースを 決める時代は終わった 梅田 堀さんは普段、どういうかたちで経済情報を収集されているのでしょうか。 堀 私の場合は、過去と現在を分けて語ったほうがいいでしょうね。過去においては、日本経済新聞、日経ビジネス、週刊東洋経済、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズ、英エコノミスト、フォーチュン、フォーブスと新聞・雑誌を紙ベースでひたすら大量に読み続けてきました。 それ