ガスタンクと言えば、海際などに球形または円柱形にそびえているものだが、昨今のトレンドは地下埋設式だという。しかも、そのトレンドの世界一が京浜工業地帯の埋め立て地・扇島にあるという。これは、見ねばなるまい。 今回の現場はJFEスチールの敷地内 さっそく、その現場である東京ガス扇島工場へと川崎駅から車で向かう。市街地を抜け、工場地帯へ入ると、いかにも埋立て地という風景が広がってくる。すると、車が警備員のいるゲートの前で停まった。目的地はJFEスチールが管理する扇島の敷地内にあるため、入構チェックを受けるのだ。その後、東西1号という明快な名前の道路を通り、鶴見川河口にかかる白い吊り橋・鶴見つばさ橋手前にある目的地に着いたのは、ゲートを後にしてから12分後だった。 広い土地には緑地が広がっており、ときおりパイプが見えるくらい。どうやら、主要な施設はすべて地下にあるようだ。 タンク見学の前に、LNG