富士フイルム FinePix S5 Proは、ダイナミックレンジが広く、白トビや黒ツブレしにくいデジイチ(デジタル一眼レフ)だ。撮像素子は富士フイルム独自の“スーパーCCDハニカムSR PRO”で、高感度のS画素と低感度のR画素が一対となったダブル画素構造により、従来比400%のダイナミックレンジを実現しているのが特徴だ。 また、従来のFinePix S3 Proはニコン F80がベースだったので、絞りやシャッタースピードが1/2EVステップと粗く、ファインダー倍率が(撮像素子がAPS-Cサイズのデジイチとしては)低かったのが不満だったが、S5 ProはニコンD200をベースボディに採用しているので、カメラとしての基本性能が大幅に向上しているのも魅力。 絞りやシャッタースピードが1/3EVステップでコントロールできるのはもちろんのこと、0.94倍のペンタプリズムファインダー、11点測距AF