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背負い水とkotobatoに関するkotobatojpのブックマーク (1)

  • 『100日後に死ぬワニ』で「背負い言葉」を叱られるのを思い出す

    そこで、ふと思い出すのが「背負い言葉」。そんな言葉は辞書にはない。自分で作った造語だから。それでも、たまに意識する言葉なのだ。 昔、声優の大山のぶ代さんが、初代ドラえもんの声を担当していた現役時代だったか。テレビのインタビュー番組に出ていたのを、何となく眺めている中で、一つだけ記憶に残っている話があった。 それは、「子供の頃、水を無駄遣いしていると、母親から『背負い水だよっ!』といって怒られていた」という話。『人間は、一生の間に使える水を背負って生きているのだから、無駄に使うと早く死んでしまうぞ』という、道徳的な教えだった。 この考えを聞いたとき、なぜか素直に、とても美しい考え方だと深く心に刻まれた。モノを贅沢に使うときに「湯水のように」という比喩で、何の疑いもなく表現されていたはずの時代に、この姿勢はなぜか、道徳や清貧では説明できないニュアンスで、今よりずっと若い一人の男は腑に落ちた。

    『100日後に死ぬワニ』で「背負い言葉」を叱られるのを思い出す
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