印刷 福島の船体の一部が見つかった場所 東日本大震災の津波で流されたとみられる小型漁船や家電製品などが9月下旬、東北地方の太平洋沿岸から約3100キロ離れたミッドウェー諸島北西の太平洋上で見つかった。ハワイ大マノア校国際太平洋研究センターが発表した。 同センターによると、ハワイ・ホノルルからロシア・ウラジオストクへと航行していたロシアの実習帆船が9月22日、全長約6メートルの小型漁船を発見。引き揚げたところ「福島」の表示があった。放射線量を測ったところ、正常値だったとしている。他にもテレビセットや冷蔵庫、ペットボトルやドラム缶、洗面器、ブーツ、木の板のようなものなどが洋上で漂流しているのを、航行中の21〜28日に目にしたという。 同センターは、津波にさらわれた漂流物が2012年にハワイ諸島の北側に近づき、14年には米西海岸に達するという見通しを出している。「今回の発見は予測に沿ってい