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日本で「交通事故などによって髄液が漏れた患者が多数いる恐れがある」と主張され始めてから10年。厚生労働省研究班は脳脊髄(せきずい)液減少症の原因の一つとして「髄液漏れ」の画像診断基準を定め、患者の救済へ向け大きく前進した。ただ、患者の間には「漏れを見つけきれないのでは」との不安の声があるうえ、漏れ以外の原因で同症になった患者もいるとされる。治療法への保険適用も今後の焦点だ。【渡辺暖】 ◇保険適用が焦点 「5年間、全力を挙げてやってきた。当初は患者が50万人いるというグループから、一人もいないというグループまであり、大変だった。髄液漏れの診断に関して、世界のどの基準よりも科学的なものができたと思っている」。横浜市で記者会見した研究班の嘉山孝正代表は胸を張った。 この10年で脳脊髄液減少症と診断された人は、患者団体「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」(和歌山市)の推計で約1万人。交通事故などの
交通事故と脳脊髄(せきずい)液減少症(髄液漏れ)との因果関係が争われた訴訟で、大阪高裁(紙浦健二裁判長)が7月、事故による発症を認定して被害者側の逆転勝訴判決を言い渡していたことが分かった。判決は、厚生労働省の研究班が6月に明らかにした中間報告書で「外傷による発症もまれではない」としたことに言及し、損保・加害者側が否定の根拠としてきた国際頭痛学会の診断基準(04年)を「厳しすぎる」と批判しており、同種訴訟にも影響するとみられる。 追突事故に遭った堺市の会社経営の男性(67)が06年、加害者側を相手取り損害賠償を求めて提訴。訴訟中に髄液漏れと診断された。大阪地裁は昨年2月に診断について「疑問がある」と退け、髄液漏れに関する補償は認めなかったが、7月22日の大阪高裁判決では、髄液漏れと認定。休業損害額が1000万円以上増額され、確定した。 判決によると、男性は03年の事故直後、腰椎(ようつい)
激しい頭痛などを引き起こす脳脊髄(せきずい)液減少症(髄液漏れ)について、07年度発足の厚生労働省研究班(代表、嘉山孝正・国立がん研究センター理事長)が、「髄液漏れの患者の存在が確認できた」とする中間報告書をまとめた。発症は極めてまれとされていたが、報告書は「頻度は低くない」と指摘した。MRI(磁気共鳴画像化装置)などの画像の判定基準や診断の進め方についても案をまとめており、今後関係学会の了承を得たいという。治療法の基準作りや保険適用に向けて大きく前進するとみられる。 報告書によると、研究班は「頭を高くしていると頭痛が始まったり、ひどくなる」患者100人を分析し、放射線科専門医がMRIなどの画像を判定。班会議を重ね、うち16人は「確実」に髄液が漏れており、17人は「疑いがある」とした。 脳脊髄液減少症は、脳と脊髄の周囲を巡る脳脊髄液が漏れ、頭痛を招く。国内では00年以降、「交通事故被害者ら
内容紹介 ●診療実践から生まれた現時点の集大成!関係者待望の一冊! ●髄液の生理循環から検査、診断、治療法および治療成績、さらに小児の脳脊髄液減少症などを大判の紙面構成で明快に解説 ●RI脳槽シンチグラフィー、CTミエログラフィー、MRI、MRIミエログラフィーの症例画像を掲げながら一つひとつ丁寧に説き明かす ●貴重な臨床データを豊富に呈示 ●あくまで純粋に医学的な立場から病態の真実を究明する 上へ戻る 序文 推薦の序 経験豊富な医師の意見が尊重されるべきである 本書は、守山英二先生があくまで主体となり、多くの章を執筆し、篠永正道先生をはじめ、脳脊髄液減少症研究会の中でも、最も早い時期からブラッドパッチ治療に取り組んできた、いわば「パイオニアの中のパイオニア」の数名も加わって執筆補強し、完成されたものである。 交通事故の鞭打ち症をはじめ比較的軽微な外傷にもかかわらず、その後に生じる頭痛、め
3月7日付記事で、日本脳神経外傷学会が脳脊髄液減少症の存在を認めたとする報道をお伝えしました。しかし患者23人中4人しか認定されてなかったということです。あまりに少ないので、この学会のホームページを確認すると、 ○「頭部外傷に伴う低髄液圧症候群」作業部会 報告 神経外傷 第30巻 第1号別冊 ○外傷に伴う低髄液圧症候群診断のフローチャート、低髄液圧症候群の診断基準 が公開されていました。 後者は「頭部外傷に伴う低髄液圧症候群」の診断基準に関する報告と、外傷に伴う低髄液圧症候群診断のフローチャートで4ページにまとめられています。 http://www.neurotraumatology.jp/pdf/neurotrauma_report.pdf なぜこの学会で、4人しか患者として認められないという結果になったか、この4ページを見るだけで明らかです。彼らは「腰椎穿刺にて低髄液圧(60mmH2O
脳とせき髄の周りを満たしている「髄液」が体内に漏れ出し、頭痛やめまいを引き起こす「脳せき髄液減少症」に悩む患者の、救済策を検討する民主党の議員連盟が発足し、患者の負担を減らすため、有効とされる治療に健康保険を適用するよう政府に求めていくことになりました。
患者の孤独 心の通う医師を求めて 草思社 柳澤桂子 ISBN4794211953 名医たちの誤診、拒絶、心ない言葉..... これが、いまの日本の医療の悲しい現実です。 病気に明け暮れた私の半生。その中で一番つらかったことは、 病気そのものの苦しさではなく、医療によってもたらされた苦しさであった。 私は治らないという天では病気に負けたが、 私を診ててくださる医師をさがす旅では勝利を収めたと言えると思う。 いろいろな方にお世話になったが、私はやはり孤独でつらかった。 (本文より) 誰でも、ふと立ち止まって、自分の人生を振り返ることがあるだろう。 私の人生は幸福というにはほど遠いものであった。 しばしば立ち止まって、考えなければならなかった。 あまりのつらさに涙も出なかった。 「転んでもただで起きてはいけない」 それまでも、子供を育てながら研究をするというき
2009年12月12日放送: 「きまぐれオレンジロード」で人気を博した漫画家を、突然襲った体の不調。 原因が分からず引きこもる日々を救ってくれたものとは…。 そして再びペンをとったその作品とは…。
脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)とは、脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少し、頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠など様々な症状を呈する疾患である。日本の篠永正道らの医師によって提唱された新たな疾患概念であり、国際疾病分類には記載されていない。(ICD10コードG96.0脳脊髄液漏、G97.0腰椎穿刺後の脳脊髄液漏が妥当と思われる) 2010年時点では、髄液漏れを止める硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)による治療が保険外で行われていたものの、ブラッドパッチが効かない患者も多い。また、篠永らによる疾患定義や診断法を疑問視する専門家も多く、画像診断において正常組織である神経根や髄膜憩室を髄液の漏れとされたり、正常であっても認められる早期膀胱内RI集積等を根拠としており、曖昧な診断の下でブラッドパッチを行うことに対しては遅発性の癒着性くも膜炎が発症するなど安全性の観点からも疑問が呈
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