2013年10月に放送開始して以来、大喜利を取り入れた独自の作風で人気を誇るアニメ『てさぐれ!部活もの』。今回は2014年3月に放送終了してもなお根強い人気を誇るこの作品について、なぜ今でもイベントに人が集まり、『Twitter』でも作品についての言及が行われるのかを考えてみたい。 『てさぐれ!部活もの』は『gdgd妖精s』や『直球表題ロボットアニメ』を手がけたCGギャグアニメの先駆者、石ダテコー太郎監督が手掛けている。前者は妖精、後者はロボットという人間とは違ったキャラクターを描いたCGアニメだが、やはり象徴的なのは大喜利パートの存在だ。お題や空気感、採用するネタなど、多くのお笑いスキルが必要となる大喜利パートを上手くまとめあげたのは、元芸人ならではの笑いのセンスを持ち、アニメの文化を理解した石ダテ監督だからこそだといえよう。 キャストは、鈴木結愛役の西明日香さん、佐藤陽菜役の明坂聡美さ