飼い主の米富豪から1200万ドル(約9億6000万円)の遺産を相続したマルチーズ犬の「トラブル」(雌・12歳)が、昨年12月13日に死んでいたことが10日、分かった。既に火葬されたという。AP通信など米メディアが報じた。 飼い主は、ホテルなど不動産を所有する故・レオナ・ヘルムズリーさん。07年に87歳で死去した際、遺産1200万ドルの受取先に「トラブル」を選んでいた。しかし、その後、親族らとの間で骨肉の争いに発展。レオナさんは遺書を書いた際、心神喪失状態にあったとして、裁判所は「トラブル」の相続額を200万ドル(約1億6000万円)に減額する決定を下した。 「トラブル」は暗殺される恐れがあったため、フロリダ州のホテルで極秘に飼育されていたとみられる。年間約800万円(多額のセキュリティー費用の他、エサ代10万、毛をとかすのに60万円など)がかかっていたという。 死んでしまったため、遺