イスラム過激派組織「イスラム国」に対して空爆を続けるアメリカ軍は、シリア国内に潜んでいる別の過激派組織がアメリカやヨーロッパに対する攻撃を計画していたとして、組織の拠点への空爆を実施したと発表しました。 アメリカ軍は、トルコとの国境に近いシリア北西部の町サルマダの周辺で、過激派組織「ホラサン」の拠点5か所に対して、爆撃機や無人機などで空爆を実施したと6日、発表しました。 空爆はアメリカ軍が5日に単独で行ったもので、「ホラサン」の車両のほか、爆発物を製造していた工場や訓練施設などを破壊したとしていて、国防総省のウォレン報道部長は記者団に対し、「空爆は成功したとみている」と述べました。 「ホラサン」は、国際テロ組織アルカイダ系の組織で、パキスタンやアフガニスタンとつながりのある戦闘員が中心となっているとみられていて、アメリカ軍がことし9月にもシリア国内の組織の拠点を巡航ミサイル「トマホーク」で