日本大学アメリカンフットボール部でおきた「大麻事件」。関東学生アメリカンフットボール連盟が下した判断は「当面の間の出場資格の停止」。その理由として、「逮捕された部員以外に違法薬物を使用したものが存在している疑いが払拭できないこと」という。 しかし、それはどうなのか。グレーだから処分するのが許されるなら、どこの部も、あらゆる組織も処分できてしまうのではないか。 もし他にも大麻を吸っていた学生がいるなら、その学生を特定して個人として処分すればいい(処分の重さは別な問題としてあるが、そのことは今はふれない)。 「チームメートが大麻を吸っているのを知っていたが見て見ぬふりをした」ということがあったとしても、部全体の出場停止は重すぎる。処分が必要としても犯した間違いにみあった処分を与えるべきだ。そもそも、「傍観の罪」を堂々と非難できる大人はいったいどれくらいいるのか、という疑問もある。 何よりうった