SIGGRAPHでは、毎年、OpenGLについてのロードマップが発表されるのが慣例となっている。 SIGGRAPH期間中にKhronosグループの活動方針を報告するセッションが行われ、ここで、ここ一年の短期的な予定から、数年先までの長期的な展望までのOpenGLやその関連APIの進化の方針が公開された。 本稿では、このセッションの内容をまとめると共に、後に筆者が行ったKhronosグループのチェアマン、Neil Trevett氏とのインタビューの内容を反映し、OpenGLを取り巻く環境の動向についてレポートしたいとおもう。 Khronosグループのチェアマン、Neil Trevett氏 Khronosグループとは? 最初に、Khronosグループについて簡単な紹介をしておこう。 Khronosグループは、OpenGLをはじめとしたオープンプラットフォームのグラフィックス関連AP
今年も、コンピュータグラフィックス、バーチャルリアリティ、インタラクティブテクニックなどの学会/カンファレンスとしては世界最大規模の「SIGGRAPH」が、アメリカ、カリフォルニア州南部のサンディエゴ市で開催される。このSIGGRAPH 2007の開幕に併せ、関連したカンファレンスもいくつか開催されている。 次世代のグラフィックス・ハードウェアのための新技術を取り扱った学会/カンファレンスである「GH:GRAPHICS HARDWARE」もその1つだ。 本レポートでは、このGH2007で発表された技術のうち、興味深いものをピックアップしてみることにする。 SIGGRAPH 2007併催学会「GRAPHICS HARDWARE」。昨年はEUROGRAPHICSの併催学会であった マイクロソフト・Chas. Boydが基調講演 GH2007の基調講演は、マイクロソフト、ソフト
今、世界がもっとも注目する若手研究者 五十嵐健夫(いがらしたけお)氏。東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 助教授。1999年、手描きスケッチによる3Dモデリングシステム「Teddy」で注目を集める。2000年、ユーザインタフェースに関する研究で博士号(工学)取得。その後、米ブラウン大学で博士研究員などを経て、2002年に東京大学大学院情報理工学研究科講師就任、2005年より現職。 アメリカコンピュータ学会主催による世界最高峰のコンピュータ・グラフィックス学会のカンファレンス「SIGGRAPH(Special Interest Group on Computer Graphics)」。すでに優れた業績を残し、今後の研究も期待される若手研究者に贈られる「ACM SIGGRAPH 2006 Significant New Researcher Award」を一人の日本人研究者
常識に縛られない異才・奇才が未来技術を切り開く。常識破り、型破りの発想をもったクレージーエンジニアを紹介する第13回は、透明人間を工学的に実現した「光学迷彩」をはじめ、情報世界と現実世界を融合させることで、人の能力を拡張させるためのインタフェース研究に挑む電気通信大学の新進気鋭の若手教授、稲見昌彦氏だ。 インタフェース技術とコンピュータグラフィックスの国際会議「SIGGRAPH」に出展した際は、ひと目デモを見ようと小さな装置の前に行列ができたという。胸から下が透明。そんな「透明人間」が、装置を覗くと突然、目の前に現れるのだ。取材でも、デモを見せてもらった。3mほど先に、グレーの色のマントを着た学生がいる。一見すると、何の変哲もない光景。しかし、ひと度「光学迷彩」のシステムが入った装置から同じ光景を覗くと驚くべきものが目の前に広がった。胸から下が「透けて」いるのだ。実際には、マントの部分が「
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世界中の研究者が集結して最先端技術をお披露目した「EMERGING TECHNOLOGIES」展示セクションのレポートの後編をお届けする。前回のレポートはこちらから。 Holografika「HOLOVIZIO」〜広視野角と異視界同時視覚を実現した裸眼立体視ディスプレイが登場 メガネを使わない「裸眼立体視ディスプレイ」は世界中で研究されているが、最近ではシャープなどの複数のメーカーが、液晶パネルのRGBの各サブピクセルに特殊なマスク機構を施して、左目と右目に視差を作り出すことで立体視を実現するパネルを発表している。しかしながら、この方式では最適なスイートスポットで視聴しないと立体視ができないという弱点があった。 ハンガリーのHolografikaは、この弱点を克服し、表示された立体映像を複数人が同時に異なる視界で裸眼で見られるHOLOVIZIOシステムを開発した。単に映像が浮き出て見
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