中国江蘇省泰州市の高港区の農産物市場で、近くに住む男性が「シラウオ」2キロを買ったところ、シリコンなどで合成した人造品であることが分かり、地元の工商局に届け出た。中国新聞社電が伝えた。 工商局どが抜き打ちで市場の検査を行ったところ、一部の業者が人造品の「シラウオ」を販売しているのを発見、ただちに商品の撤去と販売差し止めを命じた。シラウオは、手でつまむとすぐに崩れてしまうという。 泰州市の担当部門で調べたところ、「シラウオ」は魚でなく人工の合成物。販売業者は「これを売っている業者は多い。本物かどうかは良く分からない」と話している。 「シラウオ」をよく見ると、頭に小さな目はあるが、内臓や骨は見えず、魚の臭いもない。当局は、人造「シラウオ」の原料特定を急ぐとともに、業者から仕入れ先などについて詳しく事情を聞いている。(編集担当:中岡秀雄) 【関連記事】 食品の9割に食品添加物、1日に8