2002年に発売された、知る人ぞ知る名著――『ベストセラー本ゲーム化会議』。 『ベストセラー本ゲーム化会議』 麻野 一哉・米光 一成・飯田 和敏 (原書房・2002) まさにタイトル通り、『チーズはどこへ消えた?』など当時のベストセラー本をゲームにする目的のもと、現役のゲームクリエイターがブレインストーミングをする様子を記した本である。 メンバーは『ぷよぷよ』開発者でお馴染みの元コンパイル・米光一成、『アクアノートの休日』などの独創的なゲームを開発してきた飯田和敏、そしてチュンソフトで『かまいたちの夜』や『街』などの名作サウンドノベルのシナリオや監督を務めてきた麻野一哉の3人という豪華な顔ぶれ。第一線で活躍してきた開発者がゲームを妄想する姿をそのままエンターテイメントにしてしまった伝説の企画である。 左:ぷよぷよ メガドライブ版(画像はセガバーチャルコンソール公式サイトより) 中:アクアノ