ここまでグループリーグ3位、リーグでも6位と低迷しているリバプールだが、この試合もその成績を象徴するかのような内容に終始していた。 その原因は、昨シーズンの中盤を1人で支えていたと言っても過言ではないシャビ・アロンソがレアルに移籍してしまい、ジェラードが怪我で欠場、トーレスも怪我持ちで万全ではないという、まさに大黒柱が3本も抜けてしまった事に尽きる。 中盤で溜めを作ってパスを配給するシャビ・アロンソ、絶対的なボールの預けどころでもあり、強烈なシュートやクサビが打てるジェラードがいない事でリバプールのラインが押し上げられず、サイドのベナユン、カイトが低い位置に押し下げられて4-4-1-1のようなフォーメーションになってしまい、組み立てはトーレスへのロングボール1本という状態になってしまっていた。 それでも欧州屈指のリアリストであるベニテス監督は、そんな状況の中でもSBをほとんど上がらせずにリ