なぜ円高になるのか 2011年10月 円が対ドルで戦後最高値を更新した｜みよしじんのブログ
円が戦後最高値を更新しました。 概略を説明しておきたいと思います。 上のドル円時間足チャートで明らかなように、ドル円はずっと狭いレンジで膠着していました。 金曜日には株高が進みました。 株高ということはリスク選好、ドル売り豪ドル買い、ドル売りユーロ買いなどが進む地合いです。 そんな中で、ドル円は76.6を下抜けました。 この原因は、日本政府や日本銀行の無策に業を煮やした大口な投資家がポジションを投げたからだと言われています。 この投げで76.6から76.4まで下がりました。 そのあとは、その流れに乗った投機筋（モデル系ファンド）がドル円を売り、一気に76円割れと相成りました。 投機筋としては当然の動き。 誰でも儲かる相場です。 そのあともユーロや豪ドルは対ドルで上昇を続け、株高ドル安のリスク選好相場で金曜を終えています。 ドル円買いポジションを投げた大口投資家は、その資金でユーロドルを買っ
円高の理由と今後の対策 2011年8月 FOMC声明を受けて
今の経済情勢について。 アメリカは今後2年低金利を継続。 雇用情勢が悪く、不況であると当局は認識しているため。 アメリカの株価は一旦戻したものの、直近では下落中。 リスク回避相場。 円高ドル安が定着。 時間足チャート 日足チャート このチャートを上抜ければ何とかなる・・・とも思えない状態。 投機的なトレンドではなく、実需的なトレンドです。 アメリカが低金利を続けることがはっきりした以上、日本が行動を起こさないと確実に円高が進みます。 では、円安にするためにはどうすればいいか。 ・日銀が長期国債を買い占めて、日本の銀行に投資先不足による金余りを悪化させて、融資条件を緩くさせる＆海外投資をさせる。 ・日本政府が国債を大量発行することで国債の消化を鈍らせて、日銀に国債購入の大義名分を与える。もちろん国債発行で手に入れた金は何らかの形で国内に還流させる。 一般的な方法はこのどちらかです。 貸金規制
政治家が示すべき2つのこと
僕は政治家が示すべきことは 理念と実現方法 であると前々から思っています。 これさえ示してくれればその人が信頼に足るかどうかの判断ができるからです。 なぜこの2つか？ それは、理念と実現方法という2段階でチェックすることにより、政治家をよりよく理解することができ、また、実効性のある政策を期待することができるからです。 政治家にはまず理念が必要です。 どのような社会にしたいか、どのような未来にしたいか、どのような町にしたいか、国民にどんな人になって欲しいか、どんな生活がしたいかなど何でもいいです。 次に、その理念をどうやって実現するかという実現方法の提示も必要です。 方法を提示できない夢物語にどれだけの意味があるのでしょうか。 人々はまず理念に共感できるかで判断し、次にその理念の実現のためにその方法がふさわしいかという観点で判断するわけです。 その中で、理念には賛同するがその方法には反対だと
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