東日本を代表する「装飾古墳」と言われる『虎塚古墳とらづかこふん』。 その石室にはベンガラという赤い顔料で、丸や三角などの幾何学文様が描かれています。 普段は見ることのできない石室ですが、年2回の「壁画公開日」に先日行ってきました。 『虎塚古墳とらづかこふん』とは日本全国で見られる古墳。その数は大小合わせ約16万基にも及ぶといいます。その中で「装飾古墳」と呼ばれるものが約700基ほど確認されています。 「装飾古墳」は、埋葬された人が眠る石棺や石室等に、線刻や彩色により文様や絵画などを施したものです。 その多くが九州にあり東日本ではあまり見ることができません。 今回訪れた『虎塚古墳とらづかこふん』は7世紀前半頃に造られた「装飾古墳」の1つで、鮮やかな彩色壁画は東日本では貴重な古墳として知られています。 『虎塚古墳とらづかこふん』のある一帯は、ほとんど起伏のない台地。近くには古墳時代末期~奈良時