[東京 14日 ロイター] - KADOKAWA(9468.T), opens new tabは14日、システム障害で停止している「ニコニコ動画」などのサービスの復旧まで1カ月以上かかるとの見通しを発表した。決済システムが一時的に機能停止となっており、一部取引先に対して支払いの遅延が生じる可能性もあるともしている。 システム障害は8日未明に発生。社内の分析調査でニコニコを中心としたサービスを標的として、グループデータセンター内のサーバーがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)などによる大規模なサイバー攻撃を受けたと確認された。 情報漏えいに関しては調査中で、個人情報・クレジットカード情報などの漏えいは現時点で確認されていない。売り上げ規模の大きい出版事業の製造・物流機能の正常化を最優先に取り組み、6月末をめどに安全なネットワーク、サーバ環境の構築と基幹システムの復旧を目指す。