もちろん、このような方法を教えてくれるすばらしい指導者の方も世の中にはたくさんいます。そのような先生に当たればラッキーですが、少なくとも私自身教えてもらった記憶はありませんし、さらに私が指導してきた子どもたちに聞くと、これまで方法を教えてもらったことがないという子ばかりでした。これでは、いくら「勉強しなさい」「覚えなさい」と言われても、せいぜい、ノートを見るか、教科書を眺めるか、問題集を1回解いたというレベルとなってしまうのも無理はありません。しかも、そのようなやり方では点数につながらないため、もともと面白くない勉強がさらに嫌になってしまいます。 これと同じことで、「考えなさい」と言われても「考え方」を教えないので、いつまで経っても、考えるようになりませんし、応用力をつけるなど、夢のまた夢となってしまうのです。 「考える」が始まる、3つのアプローチ そこでまずは、「考える」とはどういうこと
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