営業が一番嫌がるお客様とはどんな人でしょうか。 営業コンサルタントの私は営業を指導するかたわら、お客様としばしばお会いします。信じやすい人、共感しやすい人、営業の情熱に感化されやすい人、そして営業の苦労話に同情する人など……いろいろな方がいます。 私の見たところ、次のような発言をするお客様を営業は嫌がります。 「それを買って本当にメリットがあるのか」 「多くの人が使っていると言うけれど本当にそうなの?」 「実は売れてないでしょ、おたくの製品」 要するに「疑い深い人」です。言い換えると「否定から入る人」です。 お客様に限らず、こういう人はどこにでもいます。社内に疑い深い上司がいたら気分は良くないものです。 それでは「否定から入る人」にどう話せば、自分の言い分を通すことができるのでしょうか。 専務と営業部長のバトルを読んでみてください。最後に社長も登場します。本連載は今回で79回になりますが、