若い男性の間に女装がブームの兆しを見せている。「女装男子」のメード喫茶や指南書も出現している。 東京・秋葉原のメード喫茶「雲雀(ひばり)亭」のメードたちは、全員男性。カツラやメーク、フリルがついたメード服で変身し、接客する。20代のレイナさんは平日はスーツ姿でIT会社に勤務。胸にパットをして、つけづめで女性らしさを出す。「違う自分になって、仕事のストレスを解消しているだけ。心は男だし、結婚したらやめると思う」 「遊タイム出版」は昨年10月、女装の仕方を教える「オトコの娘のための変身ガイド」を出版し、秋葉原やネットの書店を中心に注文が相次いだ。昨年11月には、下着通販会社「ウイッシュ」が、男性用ブラジャーを発売し、発売1年で1万枚以上を売り上げた。 原宿などでは今年、「スカート男子」や「ハイヒール男子」が現れ、新たなファッションとして雑誌でも取り上げられている。