例年、今ごろになると、学校の読書感想文の宿題にどう対応したらいいかという相談が来ます。 小学校4年生までは、読書感想文を書かせることに教育的意義はほとんどないと思います。それなのに、なぜ感想文の宿題を出すかというと、単に惰性で出しているにすぎません。 言葉の森では、小学校5年生以降に本格的に感想文の勉強をするための準備として、小学校3年生から感想文の指導をしています。しかし、それは、あくまでも小5の勉強につなげるための準備であって、小学校3,4年生で上手な感想文を書かせることを第一の目的にしているのではありません。 言葉の森では、小学校1、2年生でも、感想文の課題を選択することができるようになっていますが、よほどのことがないかぎり低学年の子が感想文を書くことはおすすめしていません。 学校で、感想文の指導をすることに意義があるというなら、どうして授業の中でそういう指導をしないのでしょうか。授
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