「ワイアード・フォー・ウオー」(戦闘準備完了) 米国で昨年、1冊の本が主要各紙の書評で取り上げられ、話題になった。 アフガニスタンやイラクの戦地に攻撃能力を備えたロボットが配備され、米国本土からの遠隔操作で「兵士」として戦う。時には誤って市民の命も奪う。 著者のピーター・シンガー・米ブルッキングス研究所上席研究員はそんな現実をもとに、ハイテクが変えた現代の戦争の危うさを指摘した。米国でも、ハイテクの源泉はアカデミアにある。同書は、マサチューセッツ工科大学(MIT)から生まれたベンチャーのアイロボット社が、軍の委託で開発した機体「パックボット」を、代表的な軍事ロボットの一つとして紹介した。 政府の研究開発予算の6割が軍事に絡むほど、軍とアカデミアの関係が緊密な米国でも、シンガー氏のように両者の接近がもたらす影響を懸念する研究者はいる。 今月上旬、アイロボット社の会見が都内であり、主力商品の掃
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く