時折「毎年○○種もの生物が絶滅しています!」といった論調の文章を見かける。これがどうも自分にはピンとこなかったのだが、もしやこれでは、と思いついた。 インテリジェント・デザイン論、略してID論というものがある。生物の進化は何らかの知的な存在が恣意的に引き起こした、とする主張だ。案外と支持者は多く、というか進化論の支持者は少なく、ニュースソースによりまちまちだが合衆国市民の4割~7割が進化論を否定している。これが単に生物学の認識の違いだけに留まるなら大きな問題ではない。しかし、実はかなり大きな政治的影響があるんじゃないかと思う。 先の「毎年○○種もの生物が絶滅しています!」という言葉を考えてみよう。進化論者にとってはたいした問題ではない。昆虫は100万を超える種があると言われているし、近年研究が進んだ線虫も同程度の種がありそうだ。そもそも生物の種なんて分化と絶滅を繰り返すものであり、気候や地
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