野田佳彦首相の消費増税をめぐる強気の発言が止まらない。東京・三田の慶応大学で4日に行った講演では社会保障財源を確保するため、2015年の税率10%引き上げは「一里塚だ」と強調。そのうえで「どこかの時点では次の段階もある」との認識を示した。 学生からマニフェスト(政権公約)順守義務について問われると、次のような発言を行った。 「(増税を)マニフェストにうたっていなかったことは申し訳ないと思います。今You Tubeでもたたかれてますが、書いていないけどやらないといけないこともたくさんありますよね、原発事故の収束とか…。想像していなかったことには対応しないといけない」 2009年衆院選で「当時の代表が上げないと言った」(同講演)消費税率を引き上げることと、想定不能だった震災対応を同列視した支離滅裂な発言だ。同列視より「すり替え」と言った方が適切かもしれない。 しかも、消費増税は「想像していなか