漢検セミナー:漢字の魅力テーマに 教諭ら聴き入る /京都 日本漢字能力検定協会主催のセミナー「漢字の魅力を再発見!」(毎日新聞社、京都市教委後援)が26日、京都市上京区の毎日新聞京都支局7階ホールであった。漢字を中心とした中国文学史を研究する阿辻哲次・京都大大学院教授と、辞書で調べた言葉に付せんを挟んで言葉に興味を持たせる「辞書引き学習法」を提唱する元立命館小学校長の深谷圭助・中部大准教授が講演し、小・中学校教諭など約100人が聴き入った。 阿辻教授は、世界で日常的に使われている文字は28種類と紹介した上で「日本人は漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字の4種類の文字を操る珍しい民族」と指摘。「同じ意味の文章でも人によって漢字やひらがななどの使い方が異なることで、豊かな日本文化が生まれる」と呼びかけた。 深谷准教授は、入学時に国語辞典を持たせ、身近な物の名前や知っている言葉の意味を調べる独自の