共立総合研究所(岐阜県大垣市)は21日、プロ野球中日ドラゴンズが3年ぶりの日本一になった場合に中部5県(富山、石川、岐阜、愛知、三重)で総額215億1千万円の経済効果が生じるとの試算を発表した。中日は現在、セ・リーグ首位で日本一への期待が高まっている。 百貨店やスーパーが実施するセールの売上高のほか、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズの入場料や関連グッズの売り上げ増も含め消費の増加額を計129億1千万円と予測。これに加えて関連産業の生産や従業員の所得が伸びる効果を見込んだ。 中日がリーグ優勝。CSで阪神を3勝2敗で破り、日本シリーズでは西武に4勝3敗で勝つとの前提で試算した。 同研究所は「中日の日本一は先行き不透明な中部経済に明るい話題で、消費マインドに火を付けるだろう」としている。