インターフェイスの機能はすでに第4章で紹介済みであるが、概要を示しただけで、突っ込んだ機能や使用方法までは紹介していなかった。インターフェイスは、ただその機能を使うだけではたいした効能は期待できないように思えるかもしれないが、定義済みの種々のインターフェイスを自作クラスに実装することにより、さまざまなメリットを享受することができる。本章では、そこまで踏み込んだ、より深いインターフェイスの活用方法を解説する。 14-1 インターフェイスの効能 まずは、インターフェイスの最も基本的な効能から説明しよう。 以下のサンプル・ソースには、継承関係がまったくないクラスであるClass2とClass3がある。しかし、この2つのクラスには、同じtaskという名前のメソッドがある。ある外部のメソッドから、Class2とClass3の違いに関係なく、taskメソッドを呼び出したいとしよう。これをインターフェイ
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