印刷 前輪のブレーキを取り外した自転車で公道を走ったとして、東京区検は24日、東京都豊島区の会社員男性(38)を道交法違反(制動装置不良)の罪で略式起訴し、東京簡裁は同日、男性に罰金6千円の略式命令を出した。ブレーキなし自転車で走行した人を略式起訴したのは、都内では初めてという。 警視庁などによると、男性は2日朝、前輪にブレーキがない競技用自転車で豊島区内の都道を走行したとして交通切符(赤切符)を切られ、書類送検された。昨年9月にも同様の違反をしたが起訴猶予処分になっていた。調べに対し「購入時はブレーキがついていたが自分で外した。一度摘発され、いけないのはわかっていた」と話したという。 東京地検は、悪質なケースは今後も略式起訴する方針という。