「ぼくらの」めちゃめちゃ面白いですねえ。 アニメは「アンインストール」の曲の素晴らしさと鬱にしかなりえないような暗い展開で人気の様子。もちろん、マンガの方が残虐っぷりは濃いのですが、ちょっとシナリオも変わっていてどちらも面白いんでしょうネ。いい! 曲聴くだけで泣いてしまいそうなのは自分だけでしょうか。 さて、「ぼくらの」の容赦ないまでのえぐさは今話題になっているところですが、それ以前の鬼頭莫宏先生の「なるたる」「ヴァンデミエールの翼」共に、読んだあとしばらく動けなくなりそうなほどの強烈な印象を受けた人は多いのではないでしょうか。 いずれも、絶望に打ちひしがれるような世界と、それでも見える不思議な希望の光に似た物を描いた傑作、あるいは怪作。今回は、自分の読書傾向を大きく左右した作品「ヴァンデミエールの翼」について、鬼頭先生の「魂の入れ物」という考え方と合わせてちょっと書いてみたいと思います。
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