激動の高校生活の後の大学生活は嫌にあっさりと終了してしまった。 いや、それでもそれなりにいろいろとあったはずなのだがどうしても高校生活と比べると見劣りしてしまう。 まぁ、何度この世界の命運を背負ったか分からんような高校生活と普通の大学生活を比べるのは酷というものだ。 大学に入ってもSOS団を続けるとごねるだろうと思っていたハルヒは意外なことにみんなが自分の道へ進むことを容認した。 それでもSOS団は不滅とか言っていたがな。 俺たちはそれぞれの学力に会う大学にばらばらに進学することになった。 大学生活は平和そのもの! 量産型谷口や量産型国木田みたいな奴らとつるんでいるうちにあっという間に4年の歳月が過ぎた。 さて、卒業した俺は今何をやっているか? 何の因果か小説家なんて商売をやっている。 高校のころ、文芸部の活動として似非恋愛小説を書いた時から思えばありえない未来だ。 大学4年、遅々として進