かつて、801のカップリング表記には「A×B」という表記しかありませんでした。 ここから読み取れる情報は、Aが攻だということと、Bが受だということのみ。 彼らはラブラブ両想いなのか、Aの片想いなのか、Bの片想いなのか、はたまたがっつりハード801か、友情に近いライト801か…これらの実情は読み進めてみるまで分からない、801とはつまりそういう闇鍋のようなものでした。 しかし、インターネットの発達や、それに伴う新規参入の増加によって、801は供給過多の時代を迎えます。誰でも簡単にたくさんの801作品に触れられるようになり、手当たり次第全部読んでみる、ということが難しくなりました。 同じ「A×B」という表記でも、その内容は実に様々。これらを簡単に表記する方法はないものだろうか―――そんな想いがあったかどうかは定かでありませんが、カップリングの表記方法はここ数年で目覚しい進化を遂げました。 ここ