業界は対策に取り組んでいるものの、アドフラウド(広告詐欺)はいまも大問題だ。アドフラウドの取り締まりを強化しているパブリッシャーもある一方、予算の使われかたをマーケターが注視するようになり、マーケティングの内製化も広がっている。この記事では、4つのグラフからアドフラウドの現状を読み解く。 業界は対策に取り組んでいるものの、アドフラウド(広告詐欺)はいまも大問題だ。 英国の調査会社ジュニパー・リサーチ(Juniper Research)の推計だと、2018年は、広告主全体で1日当たり5100万ドル(約54億円)がアドフラウドによって失われる見込みだ。年間総額は190億ドル(約2兆円)。ニューズUK(News UK)やフィナンシャル・タイムズ(Financial Times)などは、アドテクスタックを調査したところ毎月多額の収益が失われていることが判明し、アドフラウドの取り締まりを強化している