環境史とは何か (シリーズ日本列島の三万五千年―人と自然の環境史) 作者: 湯本貴和,矢原徹一,松田裕之出版社/メーカー: 文一総合出版発売日: 2011/01/29メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 47回この商品を含むブログ (5件) を見る 本書はシリーズ「日本列島の三万五千年ー人と自然の環境史」の第一巻である.このシリーズは日本列島へのホモ・サピエンス渡来以降,つまり後期旧石器時代以降どのような自然環境の変化があったのかが主題であるが,特に「近代化以前には「賢明な利用」があったとされることが多いがそれは本当か」という問題を事実に即して見ていこう,そしてその中で今後の教訓となるものは何かという問題意識に沿って編集されている.第一巻である本書では総説的な問題が取り上げられている. 序章では「生物文化多様性」「賢明な利用」「伝統的生態知識」「コモンズ」「ガバナンス」などの基礎概念
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